-本の製作がスタートしたのは2月ですから、ちょうど5か月くらいの間、大忙しだったわけですね。
ヨシダ:「はじめに試作と撮影のスケジュール表を渡されたときは驚きました」 ハヤカワ:「40品近くのお菓子のレシピを開発しなきゃいけないのに、ヨシダさんと私の2人しかいないの? こんな短期間で試作が5回しかないの? 撮影が4回しかないの?・・・って」 ヨシダ&ハヤカワ:「本当に間に合うのかしら~って、いつも二人でタメ息をつきながら家路についてましたよね(笑)」 -私もスケジュール表を二人に渡すときは、ビクビクものでした。 -だって、明らかにスーパーハードスケジュールでしたから(すみませ~ん)。 ヨシダ:「でも、人間、やろうと思えばできるもんですよね」 ハヤカワ:「2月から6月までは、もう無我夢中! 夕飯作って、後片づけしてから、<さぁて、今から2つ、ケーキを焼くぞ>なんてね。今、同じことをやれって言われたら、とてもできないわ~」 ヨシダ:「試作と試作の間が、1週間しかないなんてこともありましたよね。私なんかいっつも、追い詰められながらやってましたよ。<ああ~、1週間で3つも4つも新しいレシピなんか作れないよ~>って」 ハヤカワ:「私は追い詰められたら、ほかの趣味に逃げたりしてましたね。刺繍したり(ハヤカワさんは刺繍も上手なんです)、パンを焼いたり・・・」 -え?お菓子作りのストレス解消が、パン作りなんですか・・・やはり凡人とは違いますね・・・。 ヨシダ:「そんな感じで、一時はどうなることかと思いましたけど・・・やっぱり美味しくできて、しかも家族や試食の評判がよかったりすると、疲れも吹き飛びました」 ハヤカワ:「大変だったけど、楽しかったですよね。終わってしまって、ちょっと寂しいくらい(笑)」 -いや~、本当にありがとうございました(涙)。 -もはやゼブラは、お二人に足を向けて寝られません。 -でも、まだレシピの最終チェックが残ってますから、気を抜かずにお願いしますね! インタビュー編は、今回で終了です。 次回からはまた、本の製作のようすをレポートしていきます。 #
by yakudake-okashi2
| 2006-07-26 10:48
| インタビュー
-そもそも、お菓子作りを始めたきっかけは何なんですか?
ヨシダ: 「そりゃあもう、お菓子が好きだったからです。自分で作れば、好きなだけ食べられるな~♪と思って」 ハヤカワ: 「そうよね。まずは自分が食べたいっていうのから始まったわよね」 ヨシダ: 「だから、中学生のとき、親に誕生日プレゼントにオーブンをねだって買ってもらったの」 ハヤカワ: 「私も、誕生日プレゼントでオーブンをもらったわ!」 -なんと、二人とも誕生日プレゼントがオーブンだったとは! -年頃のお嬢さんが、洋服でもアクセサリーでもなく、オーブンをねだるとは渋いですね。 ヨシダ: 「でも、当時のオーブンって面倒だったんですよ。ガスコンロの上に直接置いて使うタイプでね」 ハヤカワ: 「そうそう、温度管理とか、本当に難しかったんです」 ヨシダ: 「シュークリームを作ったのに、弟に<姉さん、パン作ったの?>なんて真顔で言われたりして、なかなか上手にできなかった」 ハヤカワ: 「だから、今でこそ当たり前ですけど、温度と時間を目盛りで合わせるだけで勝手に焼き上げてくれるオーブンを、初めて使ったときは感動しましたよ!」 -その時代からどうやってここまでお菓子作りの腕を磨いたのですか? -何かアドバイスがあれば・・・ ヨシダ: 「やはり、数をこなすことだと思いますよ。私がいちばん沢山お菓子を作っていたのは、子育てが忙しかった頃。ストレス解消のため、夜中にいきなりケーキを焼いたりしてました」 ハヤカワ: 「昔は私も自分や子どものために作ってましたけど、最近ではプレゼントするのが楽しくって! 人に喜んでもらおうと思ったら、おのずと上達するのではないでしょうか?」 ヨシダ: 「お菓子作りは面倒くさいってイメージがありますけど、慣れてくると全然おっくうじゃなくなりますよ。」 ハヤカワ: 「材料や道具も徐々に揃ってくるから、わざわざ買物に行かなくても、家にあるものだけで作れるようになるしね」 ヨシダ: 「何度も作ると手順も暗記しちゃうから、出来上がるのも早い早い。<今日は夕飯後のデザートが何もないから、おかずのついでに作っちゃおう~♪>ってなもんですよ」 -そ、そこまでの領域に達するのは、やはりなかなか大変そう・・・。 -でも、二人だって、何も最初から上手に作れたわけでないのですね。 -楽しみながら努力した結果が、今のヨシダさんと、ハヤカワさんなのです。 次回は、インタビュー最終回。 『焼くだけのお菓子Part2』についての苦労話を聞かせてもらいました。 #
by yakudake-okashi2
| 2006-07-19 11:40
| インタビュー
-ヨシダさん、ハヤカワさん。やっと撮影が終わりましたね。お疲れ様でした。
ヨシダ: 「そうですね」 ハヤカワ: 「ちょっとひと息つけそうです」 ヨシダ: 「でも、明日は明日で、さっそく午前から料理教室の担当があるんですよ」 -連日、大変ですね~ ヨシダ: 「大変だけど、でも、楽しいですから」 ハヤカワ: 「特に<お菓子の会>の受講生の方々は、みなさんリアクションがいいから嬉しいですよ」 -例えば、どんな? ヨシダ: 「前回作った○○が凄くおいしかったとか、人にプレゼントしたら褒められたとか、みなさんマメに報告してくださるんですよ。勿論ほかの講習会でもそういうことはありますけど、<お菓子の会>では、特に多いように感じますね」 -特に印象深い受講生の方とかいらっしゃいますか? ハヤカワ: 「男性お1人で参加されてる方なんですけどね。なんでも、お孫さんに手づくりのお菓子を食べさせたいとおっしゃって・・・それはそれは熱心に受講されてますよ。」 ヨシダ: 「私が担当させていただいている受講生の方の中に、8月に出産予定の妊婦さんがいるんです。私、9月に実習する<なめらかプリン>が大好きなんですけど、出産してすぐでしょ。だから、「残念ですけど、プリンは来年までおあずけですね」って言ったら、「いいえ~、たとえ産んだ直後だったとしても、今年がんばって受けます~」っておっしゃるんですよ! ビックリしましたけど、そんなに楽しみにしてくれているんだ・・・って、嬉しかったです。」 -教室で教えるために、先生は何度も同じお菓子を作りますよね。飽きませんか? ハヤカワ: 「…の、はずなんですけど、結局家でもベターホームのお菓子ばっかり作っちゃうわ~」 ヨシダ: 「私もです。作り慣れてるからっていうのもありますけど、やっぱりベターホームのレシピが美味しいって思うから。」 -と、ベテラン講師の二人も自画自賛する<お菓子の会>。 -秋開講の教室の募集は7/28より始まりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。(←宣伝) 次回は、二人のこれまでのお菓子作り歴について語ってもらいます。 #
by yakudake-okashi2
| 2006-07-14 10:30
| インタビュー
ゼブラの仕事は、むしろこれからが本番なわけですが、
お菓子の製作担当の、ヨシダさんとハヤカワさんは、 撮影が終わってしまえば、とりあえずひと段落となります。 (もちろん最終レシピチェックという、大切な仕事が残っているわけですけど) あるときは料理教室の先生、 あるときは主婦として完ぺきに家事をこなし、 その忙しい合間をぬって『焼くだけのお菓子』のレシピ開発 ・・・と、ここ数か月は、2足ならず、3足のワラジを履いての奮闘ぶり。 本当にお疲れ様でした。 ホッとひと息ついた二人に、 『焼くだけのお菓子Part2』についての苦労話や、 お菓子作りに対する、熱い情熱(?)を語ってもらいました。 そのインタビューのようすを、 次回の更新より、数回に分けてお届けします #
by yakudake-okashi2
| 2006-07-10 10:08
| 製作の面々
先週火曜日(6/27)をもって、全ての撮影が終了しました。
撮影の光景って、けっこう面白いので、 もっとたくさんデジカメで撮って、ブログにアップしたかったのですが、 実際に撮影が始まってしまうと、ついそればっかりに集中してしまって、 ブログ用の写真を撮るのを忘れてしまうんですよね・・・。 全部で4回も撮影があったのに、 毎回毎回、「ハッ、今回も写真を撮るのを忘れてしまった!」と、 後悔しきりでした(そして、ラストの今回も・・・)。 本の編集作業というのは、撮影が終わって、 すべての写真がそろってからが、本当の勝負(作る本の内容にもよりますけどね)。 だから、今からが、ゼブラのがんばりどころなのです。 でも、撮影は関わる人が多い(ヨシダさん、ハヤカワさん、カメラマンさん等々・・・)ため、 「何か粗相をして、みなさんに迷惑をかけたらいけないワ!」と、 事前の準備や、当日の段取りなど、必要以上にピリピリ気を張りつめるのに対し、 これからは、ゼブラがひとりでこなす作業が主になってきます。 自分のペースで仕事が進められるのは、ラクといえばラクな反面、 締め切り以外、これといった制約がないため、 「今日できることを、明日に延ばすな」ではなく、 「明日できることを、今日やるな」をモットー(?)に生きてきた、 私のような性格の持ち主には、危険といえば危険なんです~。 中だるみして、締め切り直前に、泣きを見ることのないよう、 アリとキリギリスの精神で頑張らないといけませんね。 #
by yakudake-okashi2
| 2006-07-07 17:33
| 撮影
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